無垢の床のメリットとデメリット
『無垢の床には憧れるけど、傷がつきやすいって聞いたので
普通のフローリングの方がいいかな?と思っているんです・・・』という話を度々耳にします。
つまり、『無垢の床=傷がつきやすい』『フローリング=傷がつきにくい』と思っている方が
多くいらっしゃいます。
実は誤解で、フローリングであっても、モノを落とすと凹んだり、傷ついたりするものです。
理由は、フローリングの多くが、表面にシートが貼っているためです。
もし何かを落として凹んだ場合、表面とは全く違う素材が顔を出すことになり、
やたらとそこだけ目立ってしまうことになるからです。
とはいえ、無垢の木の床が絶対に良いかというと、
もちろん無垢の木にもデメリットはあります。
こんにちは。
京都府京都市伏見区で注文住宅の家づくりをしているハウスアップの廣瀬のブログです。
みなさんは注文住宅を検討する際に、無垢材の床にすべきかどうかを迷ったことはありませんか?
そんな皆さんのために、本日は無垢材のメリット・デメリットについてお伝えしていきたいと思います。
何事にもメリットとデメリットがありますので、どちらも天秤にかけた上でご判断いただければと思います。
■無垢の床の3つのメリット
①本物の木質感
本物の木質が魅力です。
樹種によって色や柄も異なりますが、丸太の状態からの切り方でも、柾目挽き(まさめびき)と板目挽き(いためびき)で模様が変わってきます。
樹心から年輪に対して垂直に挽いたものが柾目、丸太を上から見て平行に板状に挽いたものが板目です。柾目挽きは年輪の模様が真っすぐに出るので、とても落ち着いた風合いになります。また、板目挽きは同じ丸太でもいろいろな模様になる面白さがあります。
樹皮に近い部分では節もあります。節がある部分は価格も安くなりますが、その「天然木」らしさは板目ならではの模様です。
②経年による風格
歳月を経て変化していく色や艶を楽しむことができるのも無垢材ならではの醍醐味です。
チークは経年変化の代表的な樹種で、徐々に飴色に変化し重厚感が増していきます。
そのため、一生ものとして無垢材の経年変化を楽しむと愛着も湧きますね。
③足元が暖かい
無垢の木は空気を含んでいるので熱を通しにくいという特徴をもっており、
そのおかげで足元が暖かく感じられます。
また、寒い冬でも室温さえそれなりに暖かく保っていれば、
スリッパなしでも過ごすことが出来るのも無垢の床の良いところです。
さらに、素足でも体温が奪われにくく、温もりを感じられるメリットがあります。
ゴロゴロと寝そべりたい方には、うってつけの床材だと思います。
■無垢の床の3つのデメリット
①木によって価格が大きく異なる
実はパインや、杉やヒノキなどは比較的安価で手に入り、
フローリングとほぼ同じぐらいのコストなのですが、
オーク(ナラ)を選べば、パインの2倍近い価格になりますし、
ウォルナットを選べば、パインの3倍近い価格になります。
このように、選ぶ木によって価格にバラツキがあり、
しかもその価格差が大きかったりするのが無垢の床の特徴です。
②隙間が出来たり、反ったりする
材料のグレードや木の種類によって多少異なりますが、
夏の湿気が多い時期には膨張し、冬の乾燥した時期には収縮するのが無垢の床です。
そして、収縮すれば隙間が生じ、そこにホコリなどが溜まり、
膨張すれば木と木のジョイント部分が盛り上がり少し反ってきてしまうことになります。
③凹みや傷がつきやすい
パインや杉やヒノキといった柔らかい木は、凹みや傷がつきやすいでしょうし、
逆にオークやウォルナットといった硬い木は、
フローリング同様に凹みや傷がつきにくいでしょう。
しかし、傷がついても分かりにくいし、
凹んだりしても水を染み込ませればある程度修復させることが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
無垢材は隙間が出来たり反ったりするようなデメリットはありますが、ハウスアップでは無垢の床をおすすめしています。
なぜなら、無垢の木の暖かみを感じることができますし、それだけ長い間その場所で生活をしてきたという『証』になるからです。
加えて、「味や風格が出てきた」と前向きに捉えることもできると思います。
ハウスアップでは、そんな無垢の木をたくさん使用したおしゃれなモデルハウスをご覧いただけます。
こちらの写真では、床がヒノキ、天井はスギを使用しています。とってもいい香りがします。
無垢の床の良い香りや無垢の木の自然な暖かみを是非体感しにきてください。もっと詳しく無垢の床について知りたい方は、ご説明致します!
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みなさまのご来場お待ちしております。