【事例つき】注文住宅の外観の決め方と注意点を徹底解説
注文住宅を建てる場合には、間取りはもちろん外観もよくしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
外観のデザインにはどのような種類があるのかあらかじめ知っておけると、イメージも膨らみますよね。
そこで本記事では、注文住宅の外観の決め方や注意点を詳しく紹介します。
どのような外観の注文住宅にするか迷われている方は、ぜひ最後までご覧ください。
注文住宅の人気の外観のデザイン
注文住宅を建てる際に、外観のデザインにこだわる方は多いです。
家に帰ったときに気分が上がるような外観にするためには、外観のパターンとしてどのようなデザインがあるのかを知っておくことが大切です。
ここからは、外観のデザインで人気の種類を紹介します。
種類①モダン
モダンスタイルはシンプルなフォルムを意識した外観が特徴です。
シンプルな形状ですが、外壁の色味を落ち着いたものにするとデザイン性の高い印象を与えられます。
また、玄関のドアや窓のサッシの部分の素材を、金属やガラスなどにすることでさらにデザイン性を高めることが可能です。
注文住宅の外観をシンプルかつデザイン性を感じられる、スタイリッシュな印象にしたいという方におすすめです。
種類②洋風モダン
洋風モダンは洋風な住宅を現代風にアレンジしている外観が特徴です。
日本にはない外国らしさを取り入れた住宅でありつつ、日本の景観に合わせた外観であるため周辺の住宅との違和感はありません。
また、洋風モダンのなかにもいくつか種類があり、特に窓や出入口が広い北欧スタイルや明るい光に映える南欧スタイルが人気です。
洋風モダンには、石材や木材などの自然素材を使う住宅が多いため、自然にも溶け込めるでしょう。
自然素材を使いつつ、外国らしさを取り入れた外観にしたいという方におすすめです。
種類③和モダン
和モダンとは和風の要素を取り入れたモダンスタイルが特徴の外観です。
日本らしさも十分に表現したいものの、スタイリッシュさやデザイン性を感じられるデザインにしたいという方におすすめの外観です。 n
そのため、世代を問わず愛されるデザインであり、二世帯住宅として選ばれる傾向があります。
和モダンは木を使うので自然の質感を重視し、シンプルな寄棟屋根や切妻屋根にしている方や単色の白や黒を取り入れる方が多いです。
種類④シンプル
シンプルは流行に左右されないデザインのため、飽きがこないことが特徴です。
流行のデザインや複雑な要素を取り入れないので、さまざまな素材を組み合わせられます。
また、幅広い素材から選べるため、ほかの外観に比べて建築する際の費用を抑えられる可能性があります。
長く住む注文住宅はあえてシンプルな外観にしたいとお考えの方におすすめです。
種類⑤ナチュラル
ナチュラルは暖かい印象を出せることが特徴です。
白やベージュなどの柔らかい色味を取り入れることで、自然な印象を与えられます。
また、石材や木材を取り入れるため、自然素材を豊富に取り入れた外観にしたいという方におすすめです。
種類⑥和風
和風は日本の伝統的な建築技術で作られることが特徴です。
和風には欠かせない木材や瓦などを取り入れやすいため、日本らしさを十分に出せる外観です。
また、和風の住宅は、日本の気候に合うように作られているため、湿気が溜まりづらく快適に過ごせます。
日本の伝統を受け継いだ雰囲気を十分に出せる和風な外観にしたいという方におすすめです。
種類⑦北欧
北欧はレンガや淡い色味の石材を使っている外観です。
北欧のデザインは一般的なものよりも、個性的であるという点が特徴です。
また、シンプルなデザインにしたうえで、玄関や窓などのデザインを工夫すると、部分的にオリジナリティを出せます。
周りの住宅とは違う、個性的な住宅にしたいという方におすすめです。
▼こちらの記事ではおしゃれな注文住宅を建てるポイントを詳しく解説した記事なります。
注文住宅の外観を決める際の7つのポイント
注文住宅を建てる際に、外観をどのようなデザインにするのかを決める場合にはさまざまな考え方があります。
ここでは、外観の決める際のポイントを7つ紹介します。
外観をどのように決めるか迷われているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント①白や黒などの単色に統一する
注文住宅を建てる場合には、外観を白や黒といった単色に統一することが一般的です。
あえてさまざまな色を取り入れることもおすすめですが、場合によってはデザインとしてまとまらずに残念な見栄えになる可能性があります。
複数の色味を取り入れる場合は、完成したあとのイメージがどのような印象になるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
また、白や黒などの単色は、多くても2色までにまとめることがおすすめです。
単色でまとめることで、外観から落ち着いた印象を持たせられます。
ポイント②家の形を決める
注文住宅を建てる場合には外観を決める前に、家をどのような形にしたいのかを決めておくとよいです。
内装の間取りによって部屋の数や窓の場所も異なるため、外から見えるイメージも大きく変わります。
特に窓の位置によっては、外観の見た目がまとまらない可能性があります。
内装の間取りとのバランスも考えながら、家の形を決めましょう。
ポイント③外観のデザインのイメージを絞る
外観のイメージを決める場合には、和風やモダン、洋風などデザインの種類を絞っておくことが大切です。
外観にもさまざまなデザインの種類があり、それぞれの特徴も異なります。
デザインによっては印象が大きく変わり、取り入れる設備も違うものになる可能性があります。
どのデザインがよいのか、あらかじめ特徴を押さえたうえでイメージを絞っておきましょう。
ポイント④色味や素材を決める
外壁や屋根の形状によって、最適な色味や素材が異なります。
従来では、無難な白やベージュの色味の外観が主流であったものの、最近では重厚感のある黒やブラウンなどの色味も人気です。
どのようなイメージになるのかは、カタログなどを見せてもらってあらかじめ確認することをおすすめします。
また、外観に使われる素材としては「コンクリート」「タイル」「モルタル」「サイディング」などが主流です。
素材によっても特徴が異なりますので、どの素材がよいのかそれぞれ比較して選びましょう。
ポイント⑤屋根の形を決める
屋根の形にも、さまざまな種類があります。
主流となる屋根の種類は、以下の通りです。
主流な屋根の形
- 切妻屋根
- 片流れ屋根
- 寄棟屋根
- 方形屋根
- 入母屋屋根
- はかま腰屋根
- 差し掛け屋根
- 越屋根
- 陸屋根
- バタフライ屋根
ポピュラーな「切妻屋根」からデザイン性の高い「片流れ屋根」など、主流となる種類だけでも10種類ほどあります。
また、屋根をどの種類にするのかによって、外観の印象もかなり変わってきます。
それぞれの屋根によって機能や特徴が異なるので、検討したうえで選びましょう。
ポイント⑥窓の種類を変えて効果的に配置する
窓にもさまざまな種類があり、選んだものによっておしゃれな印象に見せられるかが決まってきます。
たとえば、縦長の窓はホテルやビルなどに使われているため、デザイン性が高い種類です。
また、開閉ができないタイプのFIX窓は、シンプルなデザインであることや防犯性が高いことが特徴です。
防犯性を高めたうえで光を多く取り入れたいという方は、FIX窓をうまく活用することをおすすめします。
ポイント⑦照明や植栽で印象を変える
外観は、工夫をすることで昼と夜で印象を変えることも可能です。
たとえばライトアップできる照明を玄関や門周辺に設置しておくと、夜はおしゃれな印象となります。
また、家の周りに植物を植えておき、照明で照らしておくと温かな印象になるのにくわえて、外観そのものを華やかに見せられるというメリットもあります。
照明や植栽を上手に活用して、外観の演出をおしゃれに見せることも試してみてください。
外観で失敗しないために押さえておきたい6つの注意点
外観選びで失敗しないためにはいくつかの注意点があります。
建設後に後悔しないように、注意しておきたいそれぞれのポイントを押さえておきましょう。
注意点①選ぶ素材によってメンテナンスのしやすさが違う
外観に使用する素材によっては、メンテナンスのしやすさが異なります。
従来であれば1回で完了するメンテナンスが素材によっては複数回必要となることもあるため、注意しなければなりません。
あらかじめ選びたい素材のメンテナンスがどの程度必要になるのかを確認しておくとスムーズです。
注意点②立地や施工によって劣化の差がある
注文住宅を建てる場合にほかの住宅を参考にする方もいらっしゃるでしょう。
しかし、注文住宅を建てる立地や施工の内容によっては、カビが発生しやすく外観が色あせてしまうこともあります。
ほかの住宅を参考にすることはよいですが、注文住宅を建てる土地によって適した外観が異なるので注意が必要です。
そのため、ほかの家を参考にしたい場合には、家を建てようとしている土地の周辺に建てられた住宅を参考にしてみるとよいでしょう。
注意点③建物外周部の雑草を確認する
外観にどれだけこだわったとしても建物の周辺に雑草が生えていると印象はよくありません。
少し生えている雑草程度であれば自分で対応することができますが、雑草の量によって害虫が発生する可能性もあります。
あまりにも雑草が生えていると薬剤をまく必要があるため手間もかかります。
そのため、あらかじめコンクリートを敷いたり防草シートをひいたりして、雑草への対策をしておくこともおすすめです。
注意点④裂け目や隙間があるのかを確認する
外観をおしゃれに見せるために、さまざまな素材を取り入れた異素材ミックス型は人気です。
しかし、さまざまな素材を取り入れることで、裂け目やすき間が発生することがあります。
外観に裂け目やすき間ができると、裂け目にごみが溜まったりすき間から風が抜けたりするため、見栄えが悪くなり快適に過ごせなくなるかもしれません。
裂け目やすき間を防ぐためには、それぞれの素材の接合部にV目地や型枠目地などの加工をすることをおすすめします。
注意点⑤個性的すぎる色味を避ける
注文住宅の外観の印象をよくするために、個性的な色味を取り入れる方もいらっしゃるでしょう。
しかし色味を選ぶときは、町へ溶け込むために周囲の住宅とのバランスも考えなければなりません。
また、個性的すぎる色味の外観は住み始めたあとに後悔しやすいです。
長く住んでいく注文住宅では後悔しないような色味を選ぶことをおすすめします。
注意点⑥将来的に必要なメンテナンス費用を確認する
注文住宅は建てて終わりというわけではなく、将来的には外観もメンテナンスをしなければなりません。
たとえば、外壁のメンテナンスを行う場合には足場を組み立てる必要があるため、工事も大がかりとなります。
工事の規模が大きくなればなるほど、工事の費用も高くなるため注意しなければなりません。
外観を決めるときに、将来的にどのくらいの頻度でメンテナンスを行う必要があるのか、どの程度の費用が必要になりそうか、あらかじめ確認しておきましょう。
注文住宅の失敗ケースを事例とともに紹介
ここまで、注文住宅で失敗しないためのポイントをご紹介してきました。
失敗を防ぐためにも失敗例を知ることは必要不可欠です。
そこで、こちらの記事では失敗例を間取り、設備家具に分けて解説しています。
気になる方はぜひご参照ください。
注文住宅の外観事例
モダン事例
洋風モダン事例
和モダン事例
シンプル事例
ナチュラル事例
和風事例
北欧事例
注文住宅の外観を決める際には素材や色味の特徴を押さえることが大切
いかがでしたでしょうか?
外観にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴やメリット・デメリットが異なります。
まずはどのような外観にしたいか、デザインのイメージを絞ったうえで、注文住宅の形や色味、素材や屋根の形を決めるとスムーズです。
また、窓の種類を変えたり、照明や植栽を取り入れたりして、印象を変えることもおすすめです。
外観に使われる素材や色味にもさまざまな種類があり、種類によってメンテナンスのしやすさや費用が異なる場合があるため、選ぶ際に確認しておきましょう。
ハウスアップでは、さまざまな外観のデザインを実現できます。
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