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注文住宅の失敗ケースを徹底解説

念願の注文住宅を建ててみたものの、なぜか違和感がある、失敗したと感じることは少なくありません。失敗を防ぐためには、「どのような失敗例があるか」を知る必要があります。ここでは、失敗例を間取り、設備家具に分けて解説します。「これを選んで正解だった」と言えるマイホームを建てられるよう準備しましょう。

 

間取りで失敗するケース

 

「ついに念願のマイホーム」と楽しみにしていても、住んでみると何か違う、生活動線が悪いなど、失敗に感じることは少なくありません。ここでは、失敗ケースの中でも間取りに関する部分を解説していきます。

 

LDKの失敗事例

 

生活の中心となり家族や来客が訪れやすいLDKは、失敗が見えやすく、実感しやすい場所と言えるでしょう。なぜ失敗が見えやすいのか、それは吹き抜けを作ることで寒く感じる、おしゃれなキッチンにすることで生活動線が悪くなる、生活感があふれてしまうなど、大きなミスに感じやすいからでしょう。

近年増加傾向にあるリビングに階段を設置する間取りも、暖房効率の悪化につながることはもちろん、かならずリビングを通って階段に向かわなければならないことがストレスに感じる人もいるようです。

住宅展示場などで見るLDKのようにいつもきれいにすることは難しく、生活感があふれてしまうことからおしゃれさが半減し、失敗したと感じる人も多いようです。

 

子供部屋の失敗事例

 

子供部屋の失敗例は、子供が増える、予想外の使い方になってしまい部屋が足らないという声を多く聞きます。

子供がある程度大きくなってから、もしくは今後子供を産まないという選択をしている人は失敗することは少ないかもしれません。

子供が生まれる前、もしくは1人目の子供が小さなうちに注文住宅を建てると、子供の人数や必要となる子供部屋の数が予測しにくく、予測と外れてしまうことで失敗したと感じることが多いようです。

とくに、子供部屋として大きな1部屋を作り、2人になったら真ん中で仕切ろうと考えていたけれど、実際は子供の性別や使い勝手の悪さに後悔することもあります。

 

寝室の失敗事例

 

基本的に家族しか立ち入ることのない寝室は、将来的な使い方まで考えたうえで間取りを検討する必要があります。

たとえば、子供が小さなうちは別々に寝るのか一緒の部屋で寝るのか、子供が大きくなってきたら夫婦は同じ部屋で寝るのか別々の部屋で寝るのかなど、事前に考えなければなりません。「今」の生活スタイルだけを見て間取りを決めてしまうと。生活スタイルや家族の形や人数が変わったときに柔軟な対応が難しくなってしまいます。

また、寝室のスペースを狭くして他の部屋や場所を充実させたことで、「狭さ」に対してストレスを感じて失敗に感じてしまう人も多いようです。

 

水回りの失敗事例

 

洗面所、脱衣所、トイレの位置は、まとめた方がいいと感じるかもしれませんが、生活スタイルや間取りによっては場所を考え直す必要があるでしょう。

とくに洗面所と脱衣所は同じ場所にあるのが当たり前に感じるかもしれませんが、入浴時に利用できない、出勤や登校前の時間は混雑するなど、実は不便な点も多くあります。

また、トイレの位置も玄関に近すぎると来客時にトイレに行きにくい、出入りや流水音が気になるなど、ストレスが積み重なってしまう原因になってしまいます。

トイレの位置は玄関から見えない、もしくは玄関から離れた位置にする、脱衣所と洗面所は別々に設置することを検討してみましょう。

 

玄関の失敗事例

 

自分たちや家族はもちろん、来客も訪れる機会が多い玄関は、狭すぎても広すぎても失敗に感じてしまう難しい部分です。

玄関が狭いと靴やベビーカー、ゴルフなどの趣味のグッズを置けない、収納場所に困るといった失敗につながります。反対に玄関が広すぎると、玄関が広い分他の間取りを減らさなければならない、収納がたくさんあるからものが増えていきやすいといった失敗につながるようです。

近年は収納を意識したシューズクロークや、玄関からの動線を意識したウォークスルーなどを取り入れる人も多くいますが、自分や家族の生活スタイルに合っているか、使いやすいかをしっかり検討する必要があるでしょう。

 

収納の失敗事例

 

収納は足りなくても多すぎても使いにくいため、何をどこに収納したいのか、収納したいものの量によって決めることが重要です。ただし、「今」持っているものを基準に収納を決めてしまうのではなく、ある程度臨機応変に対応出来るようにしなければなりません。

「大型のものでも入れられるように大きめの収納を」と思って作った収納サイズが合わなくて入らなかった、反対に大きすぎて使いにくくなってしまったというのはよくある例です。また、納戸という形で収納部屋を作ったが、思っていたより収納出来ない、出し入れが面倒に感じる人も多いようです。

他にも屋根裏収納やロフト収納など、重たいものや大型のものを運びにくい、出し入れが難しい収納も注意が必要です。

 

ダイニングの失敗事例

 

ダイニングの失敗はあまりイメージつきにくいかもしれませんが、「食事の場」として考えると失敗につながりやすい傾向にあります。

たとえば、椅子に座ってリラックスしたい場合はリビングのソファではなく、ダイニングの椅子に座ることも多いでしょう。子供がいる家庭では、宿題や遊び、食事の手伝いなど、実は食事以外のことでも多く使われるのがダイニングです。

使いやすさはもちろん、ダイニングテーブルの大きさや向きによって間取りは変化してくるため、実は注意が必要です。

 

居室の失敗事例

 

居室は家族や住む人によってさまざまな選択肢があるからこそ、小さな失敗から大きな失敗までさまざまな失敗が起こりやすい部分です。

よく聞く失敗例は「広さ」と「動線」です。狭すぎることはもちろん、広すぎて他の部屋の間取りを狭くする、場所を持て余してしまうことは小さな失敗と感じる人が多いようです。また、自分や家族の生活動線を考えずに間取りを考えてしまうと、細かなことでも不便に感じる、後からリフォームする前提で作ったけれどやっぱり不便だったということにつながります。

▼こちらの記事では、新築住宅の内装を決めるコツについて解説しています。あわせてご覧ください。

新築住宅の内装を決めるコツとは!?失敗しないポイントを解説

キッチンの失敗事例

 

近年人気を集めているアイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど、おしゃれでスタイリッシュなキッチンに憧れる人は多いかもしれませんが、実は注意が必要です。

アイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、油跳ねによる汚れや熱源に対して子供が手を伸ばしやすい、すぐに触れてしまう設計が多くあります。また、ものを片付けるのが苦手、整理整頓は苦手と感じる人の場合隠せる場所が少ないこともあり、より物が散乱して見えてしまいます。

また、キッチン収納不足、反対に収納を作ったけれど用途やサイズ感が合わないこともあるため、事前にしっかり考えなければなりません。

 

設備家具に関する失敗事例

 

賃貸住宅ではなかなか出来ない設備家具は、注文住宅ならではとも言えるでしょう。ただし、この設備家具も失敗例が多くあります。

 

機能へのこだわり

 

浴室やシアタールームなど、さまざまな機能へのこだわりを詰め込むことが出来る注文住宅だからこそ、失敗も多くあります。

たとえば、週末にリラックスして映画を見るためにシアタールームを作ったけれど、実際はのんびり出来る時間がなく、あまり利用していないなんてことは少なくありません。他にも食器洗い乾燥機を付けたけれど、小さなサイズを選んでしまったせいで入りきらない、洗い物が1回で洗いきれないなども珍しくはありません。

コスト面との相談も必要になってきますが、お金をかけてこだわることがいいというわけではなく、生活スタイルや家族の意向に沿った機能を付けるべきでしょう。

 

コンセントの位置と数

 

コンセントの位置と数は、最後の最後まで悩む人がいるほどです。「コンセントの数が足らない」という声を聞きますが、実は「多すぎて困っている」「必要な場所に足りていない」という声も多くあります。

見落としがちなコンセント位置は、「収納」です。収納にコンセントは必要ないのではないかと思うかもしれませんが、掃除機などの電化製品を充電する場所として最適です。

コンセントの数が多すぎると、コンセント同士が干渉しあったり絡みついたりと、見た目や使い勝手が悪くなりがちです。

 

家具の配置

 

「家具」と聞くと、間取りとは大きな関係がないように感じるかもしれませんが、実は失敗しやすいポイントです。

注文住宅の場合に憧れるのは作り付けの食器棚や本棚など、「移動できない家具」に魅力を感じることが多いでしょう。しかし、作り付けの家具は移動が出来ないことから、部屋の模様替えがしにくい、模様替えをしてもあまり変わった気がしないなど、実際は不便に感じることもあるようです。

 

窓の配置について

 

住んでみなければ成功か失敗か分かりにくい窓の配置は、かなり慎重に決めるべきと言えるでしょう。

大きな窓を作って日の光をたくさん取り込みたいという要望があっても、隣の家と目線があってしまう、家の断熱性を損ねてしまうデメリットがあります。もちろん、これらを知っていながら作ることで「大きな失敗」ではなく「小さな失敗」程度に抑えることは可能ですが、知らないまま作ってしまうことで「大きな失敗」として後悔につながってしまいます。

▼こちらの記事では間取りを決める際の注意点について解説した記事なります。

注文住宅の間取りを決める際の注意点を徹底解説

失敗しないための注意点

 

「注文住宅で失敗したくない」と思う人は、ここから解説する3つの注意点を意識して家について考えていきましょう。ただし、どうしても譲れない理想がある場合は、メリットとデメリットを知ってからどうするか考えてみましょう。

 

ライフスタイルの変化に対応出来る間取り

 

人の生活は生まれてから死ぬまで一生同じものではありません。乳幼児がいる家庭、学生がいる家庭、夫婦二人の家庭、ご年配の家庭など、年齢や個人によってライフスタイルはそれぞれです。

自分1人でもライフスタイルは変化していきますが、家族がいることでより大きな変化が伴います。どのような生活にも対応出来る間取り、ライフスタイルに寄り添った間取りを考えるようにしましょう。

 

理想にこだわりすぎない

 

「絶対にこれがほしい」という理想も大切ですが、後悔の原因になってしまう可能性もあることを覚えておきましょう。

生活スタイルや暮らしに合わせて代替品にする、もしくはほかの部分で理想を取り入れるなど柔軟な対応が必要かもしれません。どうしても譲りたくない、絶対にほしいと考えている場合は、どのようなデメリットが起こる可能性があるか事前に知っておくといいでしょう。

 

使いやすい収納

 

自分や家族の日々の生活を考えて、どこに、何の収納を作るか考えてみましょう。

収納はたくさん作ればいいというわけではなく、必要な場所に必要な分が確保されていれば不満に感じることはありません。自分たちが現在持っているもの、今後増えそうなものをある程度予想し、必要な収納を考えていきましょう。

1番簡単な考え方は、現在住んでいる物件の収納は足りているのか、不足している場合はどこにほしいのかを考えてみるといいかもしれません。

▼こちらの記事ではデザインの決め方の注意点について解説しています。あわせてご覧ください。

注文住宅のデザインの決め方や失敗しないための注意ポイントとは

失敗を知ることで自分の注文住宅を成功させよう

 

一生に一度の大きな買い物と呼ばれる家、その中でもこだわりを詰め込める注文住宅だからこそ失敗もあります。出来るだけ失敗しないためには慎重に検討し、他の人の失敗例を参考に自分たちの考える家に照らし合わせてみましょう。

注文住宅で失敗したくない、相談しながら家を建てたい人は、モデルハウス・ショールームもございます。

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注文住宅をご検討の方はハウスアップお気軽にご相談ください。

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