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吹き抜けの注文住宅にするメリット・デメリットについて解説

吹き抜けにはどのようなメリットがあるか分からない、デメリットを知ったうえで検討したいと考えている人は多いでしょう。吹き抜けは開放感を得られますが、音やにおい、掃除の手間などのデメリットもあります。メリットとデメリットを理解したうえで吹き抜けを取り入れるか考えてみましょう。

吹き抜けとは

1階から2階、1階から3階までのように上階の床がない状態です。床がないことから大きな空間ができ、開放感や明るさを取り入れられます。

注文住宅では、自分が希望する間取りを取り入れられることから、吹き抜けを希望する人は多くいます。建売住宅などで取り入れられている場合もありますが、かなり少ない傾向なので吹き抜けを希望する人は注文住宅のほうが確実です。

この吹き抜けは開放感や家をより広く見せる工夫として人気を集めています。ただし、吹き抜けはメリットだけでなくデメリットもあるため、自分や家族の希望、生活習慣、日々の動線などを考えたうえで取り入れるか検討してみましょう。

吹き抜けにするメリット

吹き抜けを取り入れることで開放感やコミュニケーションのとりやすさ、リビングと階段の相性、風通しの4つのメリットがあります。これらのメリットは人によってはデメリットに感じる場合もあります。

開放感がある

吹き抜けは、1階と2階、1階から3階など上下の階がつながっていることから、かなり大きな空間ができあがります。天井高を上げたとしても、上に天井があることで空間は圧迫されているように感じてしまいます。しかし、吹き抜けを取り入れることで上階の床がない状態になるため、圧迫感がなくなり、視界が広くなるでしょう。

開放的な空間は生活するうえでリラックスできて見栄えも良いため、リビングなど来客時に人を招き入れる空間として向いています。他にも玄関を吹き抜けにすることで、家に入った瞬間に開放感を得られるようにする場合もあるでしょう。

マイホームに開放感やリラックス空間を求める人はかなり多いため、吹き抜けを取り入れる理由としても高い割合を占めているようです。

コミュニケーションが取りやすい

吹き抜けの特徴でもある大きな空間は、上下階にいても会話が可能です。

1階は1階、2階は2階のように完全に分かれていると、家族がリビングに集まらなければコミュニケーションがとれないこともあります。しかし、吹き抜けを取り入れていることで、1階から2階への声掛けや会話など、日常的なコミュニケーションが容易になるためおすすめです。

リビング階段と呼ばれるように、リビングに吹き抜けを取り入れるときに階段を設置することも多いでしょう。リビング階段を採用することは、外出時や帰宅時の声掛けやコミュニケーションにつながり、日常的な挨拶や会話が当たり前になったり、顔を合わせる機会が多くなったりします。

部屋が明るくなる

吹き抜け部分に窓を設置する場合も多く、高い位置から光を取り入れて部屋全体を明るくできる効果があります。隣家や近隣の建物の影響で家に光が入りにくい場合、家の中に光が入りやすいように窓の配置など工夫してみましょう。

部屋を明るくするためには電気をつければよいと感じるかもしれませんが、日光を取り入れることは体内のビタミンD生成につながり、骨量維持促進やカルシウム吸収促進などの効果が期待されています。マイホームで生活する家族の健康を考えても、できる限り日光を取り入れた生活を送ることが望ましでしょう。

リビングと階段と相性が良い

「コミュニケーションが取りやすい」でも触れましたが、リビングに吹き抜けを取り入れている家の多くは、吹き抜け部分に階段を設置するリビング階段を採用しています。

リビング階段は、吹き抜け部分に階段があることから上下階の様子が分かりやすく、階段を使うたびにリビングを通らなければならないため、日常的なコミュニケーションが取りやすくなります。

リビング階段を取り入れるのは、ファミリー層が多い傾向です。子どもが帰宅したときに声をかけられるように、外出したことが分かるように、そして何よりコミュニケーションを取りやすい環境作りの一環として取り入れるようです。

風通しがよくなる

吹き抜け部分は広い空間があるため、空気が循環しやすく、風通しが良くなります。上下による室温差なども緩和され、家中の換気も容易です。

また、吹き抜け部分の照明としてシーリングファンを取り入れることも多く、より風通しや換気を意識した家づくりが可能です。シーリングファンは吹き抜けでなくても取り入れられますが、天井高や居住者の身長との関係も考慮しなければならないため、吹き抜けを取り入れることで気軽に設置可能になります。

空気の循環や風通しの良さは住んでみなければ分からない部分と言われますが、吹き抜けの導入やシーリングファンを取り入れることでより快適なマイホームになるでしょう。

▼こちらの記事では、新築住宅の内装を決めるコツを解説しています。ぜひ参考にしてください。

新築住宅の内装を決めるコツとは!?失敗しないポイントを解説

吹き抜けのデメリット

空調問題として冷暖房や間取り、掃除、音やにおいの問題がデメリットとしてあげられます。

冷暖房が効きにくい

空間が大きくなるということは、冷暖房の効きが悪くなり、電気代が上がりやすい傾向にあります。例えば冷房を付けたとして、室温が下がるまでの時間は長い傾向にあり、冷暖房の稼働時間も長くなるため電気代が上がりやすいと言えるでしょう。

スペースが狭くなる

1階から2階への吹き抜けを導入している場合、2階の居住スペースが狭くなり、部屋数を減らしたり狭くしたりしなければなりません。吹き抜けによって開放的な空間を取り入れられますが、他のスペースや部屋を狭くしなければならない、最悪の場合部屋数を減らさなければならないため、慎重に検討しましょう。

掃除が大変

吹き抜け部分の掃除はかなり大変です。窓や照明など、家の中でも脚立を使って掃除したり、高い場所でも掃除できる掃除用具を購入したりすることも必要になってくるでしょう。日常的な掃除や電球交換など、できるだけ簡単にできる工夫や、交換回数を減らすためにLEDを導入するなど、検討が必要です。

音やにおいが広がりやすい

吹き抜け部分は上下階がつながっていることから、リビングのにおいが2階に広がってしまったり、生活音や話し声などがうるさく感じられたりする場合があります。これは吹き抜け導入時に換気扇を設置したり、吸音材を取り入れたりして工夫してみましょう。

吹き抜けに合う照明について

空間が広く、開放感がある吹き抜けに向いている照明は3種類あります。

間接照明

窓から光を取り入れやすい吹き抜けは、間接照明などを取り入れてみましょう。ムード演出はもちろん、外からの光をメインとした生活に向いています。また、照明を掃除する手間はかなり少なくなるため、できるだけ掃除やメンテナンス回数を減らしたい人におすすめです。

ペンダントタイプ

ペンダントタイプの照明は、天井部分から吊り下げて利用します。高さのある吹き抜けだからこそ吊り下げ照明のペンダントタイプが向いていると言えるでしょう。デザインや長さなど自由に決められる照明もあるため、吹き抜けの高さや設置部分に合わせて選ぶことがおすすめです。

照明器具つきシーリングファン

吹き抜け部分の空気の循環や換気にも向いているシーリングファンは、吹き抜け向きの照明です。吹き抜けの上の部分には温かい空気がたまりやすい傾向にありますが、シーリングファンを取り入れることで部屋中の空気を循環できます。

吹き抜けの作る際に注意するポイント

吹き抜けを取り入れたい場合は、換気や寒さ対策など、吹き抜け特有のデメリットを補う工夫が必要です。

強度を気にする

吹き抜けを導入することは、直下率低下につながりやすく、大きな地震などで倒壊してしまう可能性があります。吹き抜けを導入しても直下率が下がらないよう、間取りのバランスを重視しましょう。

シーリングファンなどの換気設備をつける

吹き抜け部分は上層に暖か温かい空気がたまりやすい傾向にあるため、シーリングファンや換気設備を導入し、空気が循環するようにしましょう。空気の循環は部屋の温度を保つことはもちろん、より効率的に冷暖房を効かせることにつながります。

寒さ対策をおこなう

吹き抜けは上層部分に温かい空気が、下層部分に冷たい空気が滞留しやすく、1階にいる人は寒く感じることもあるでしょう。暖房をつけることもおすすめですが、まずは寒さ対策として床や窓から寒さが侵入しないよう、断熱性に優れた断熱材を取り入れることがおすすめです。

吹き抜けの事例

踊り場に書斎スペースがあるお家

階段途中の踊り場に書斎ペースがあり、書斎スペースからリビングを一望することができる。

解放感があり、よりリビングが広く感じる。吹抜けの面積が広い分天井の木目が強調されている。

土間の吹抜けに暖炉があるお家

玄関を入ると吹き抜けの土間スペースが広がり、梁や障子などで和調な空間になっている。

土間部分はリビングと一体にできる間取りになっており、吹抜けでさらに解放感がある空間になっている。

3階建てを考えている方

こちらの記事では、3階建ての注文住宅の価格とメリット・デメリットについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

3階建ての注文住宅の価格とメリット・デメリットについて解説

まとめ

吹き抜けを取り入れることは、空間が広く見えてリラックスできるマイホームにつながります。ただしデメリットとして臭いや音が広がりやすく、冷暖房費が高くなりやすい傾向なので注意しましょう。また、直下率が下がってしまうと耐震性も下がるため、間取りも工夫して直下率を下げないようにしてください。

注文住宅で吹き抜けを取り入れたい場合は、ぜひハウスアップへご相談ください。数多くの注文住宅を手掛けているハウスアップだからこそ、最大のメリットと最少のデメリットになるよう工夫を凝らし、吹き抜けの良さを実感できるようお手伝いいたします。京都市内や京都府南部、京都府北部の一部、滋賀県南部、大阪府の一部のエリアで注文住宅をご検討の方はハウスアップにお気軽にご相談ください。

京都市内、京都府南部、京都府北部の一部、滋賀県南部、大阪府の一部のエリアで注文住宅をご検討の方はハウスアップお気軽にご相談ください。

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