注文住宅を京都で建てるならどこがおすすめ?土地の相場から解説
人気の観光地も多く、四季折々の自然も楽しめる京都は、注文住宅を建てたい人にも人気のエリアです。しかし一口に京都と言っても広大です。観光地として有名な地区もあれば、ビルが立ち並ぶ都市エリアから、のどかな自然が広がる地域まで様々な特色があります。京都の住みやすい地区についての質問は、ネット掲示板などでも多く挙げられています。
この記事は京都で注文住宅の購入を検討している方に向けて、京都の魅力的なエリアや住環境についてご紹介していきます。
京都で住宅を建てるなら魅力的なエリア
観光地が多く美しい景観をもつ京都は、その特徴から春夏秋冬の季節を楽しむことができます。人気の観光地にすぐにアクセスできるため、休日に家族ででかけたり、情操教育のためにいろいろな場所を見てまわったりできるのも大きな魅力です。
注文住宅を建てる上で気になるのは、住宅の間取りやデザインに直結しそうな気候、住みやすさに直結する周辺の環境でしょう。
京都府とはどんなところ
観光地のイメージが強い京都ですが、二条は交通のアクセスも良く、治安も落ち着いているため、ファミリー層に限らず多くの世代から人気を集めています。大都市である大阪府が南側に隣接しており、行き来しやすいのも特徴です。
桂は京都市内だけではなく大阪府の中心地区「梅田」にもアクセスしやすいため、ベッドタウンとして人気を集めているエリアです。観光地だけではなく自然環境も豊かなため、子育て世帯の人が新しく住宅の購入を検討するのにおすすめのエリアといえます。
京都の気候
京都は丹波山を挟んだ南部と北部で気候が大きく異なります。丹波山地より北部は太平洋側より最高気温が高く、日本海側のように大雪が降る特徴があります。注文住宅を建築するにあたっては、雪などの影響は特に考慮する必要があるので、こうした地域の特徴はおさえておきましょう。
丹波山地から南部になると太平洋側の気候の特徴がみられます。雨が少なく乾燥しやすい気候で、日照時間も長いことから近年人気があつまっている地域です。
京都でこれから人気の出そうな街
二条駅付近や桂駅周辺以外にも、京都には魅力的な街がさらに存在しており、近年さらに人気が上昇しているエリアが増えています。各路線が充実している福知山駅周辺は、産業都市として栄えている場所です。周辺には福知山城をはじめとした観光地のほか、公園も多く子ども連れ世帯を中心に人気が高まっています。
都市部へのアクセスもしやすく、自然豊かな地域が魅力的な亀岡市にも注目があつまっています。京都市内だけではなく、大阪や神戸にもアクセスしやすいため、周辺地区への通勤がしやすいのも特徴です。
注文住宅を京都で建てる前に知っておきたい住環境
注文住宅を建てる上で注目しておきたいのが周辺地域の住環境です。交通アクセスの良さは通勤や通学に必要不可欠ですが、ちょっとしたおでかけにも便利な部分なので、注目しておきたい項目です。
また、子どもが居る世帯なら気になるのが周辺地域の子育て環境です。公共施設だけではなく、お買い物環境や商業施設もチェックしておきましょう。
アクセスの良さは?通勤にはどのくらい便利?
京都は交通の便が良い地区といえるでしょう。JR、私鉄、地下鉄があり、路線バス網も発達しています。JR京都駅からJR大阪駅までの時間はおよそ30分で、大阪の中心街にもアクセスしやすい環境です。
さらに出張などで東京や名古屋にもアクセスする際は、京都駅からJR新幹線が使用できますので、遠方に行くことが多い方にも便利です。
子育て環境は?
京都市は、待機児童ゼロを8年連続で達成するという実績をもっています。子育て環境も充実しているといえるでしょう。家庭の状況にあわせた保育を提供しており、さまざまな事情をもった子育て世帯が安心して子どもを預けられる環境が整っています。
子どもに関する相談などもしやすいように、全区役所や市役所の保健福祉センターに相談が可能です。さらに京都周辺には、公園をはじめ鉄道博物館や水族館、青少年科学センターなど子どもと一緒にでかけられる環境が充実しています。
お買い物や公共施設などの住みやすさ
病院などの医療施設や、図書館、教育施設が充実している京都市は、治安も良いので安心して住めるのも大きな特徴です。京都市のなかでも人気の高い二条駅は、交通アクセスがよく大型商業施設も充実しています。世界遺産に指定されている二条城も近く、歴史的建造物を眺めながら便利な暮らしができる魅力ある街です。
同じく京都市内の桂駅周辺も「住みたい街」として人気が高く、京都市内や大阪梅田に出やすいのが特徴です。自然豊かでありながらも駅前には商業施設やスーパーが充実しているので遊びに行くのもお買い物にいくのも便利なのが魅力的です。
京都で注文住宅を裁てるメリットは?子育て支援補助金など
子育て世帯が、周辺地域の買い物事情やアクセスと同じくらい重要視しなければならないのが子育てのしやすさです。保育施設に入れるかどうかや、どのような支援があるのかもチェックが必要でしょう。
また、新築購入をするにあたって住宅支援制度があると全体の費用が押さえられます。自治体ホームページなどで、活用できる支援をチェックして賢く注文住宅を購入しましょう。
京都府の待機児童状況に関して
京都市では8年連続待機児童ゼロを記録しています。京都府全体でみても待機児童数は年々減少傾向にあり、対策が成功していることがよくわかります。
この背景には京都府が「京都府子育て環境日本一推進戦略」を2019年に策定し、出産からその後の子育て、そして保護者の就労環境を一括サポートする体制を整えたことがあげられます。
待機児童の不安を解消し、かつ子育てがしやすい環境で暮らしたいと考えるのなら、京都市がおすすめですが、2021年現在は京都府内のほとんどの地域で待機児童が現象しているので、安心して住む地域を選べます。
引用:【京都府】待機児童数の少なさは関西随一? 京都市内各区の状況は?
京都府の子育て支援
京都市では、学童クラブ事業の待機児童も10年連続でゼロを達成しています。妊婦検診の費用も公費でうけることが可能となっており、出産の段階から子育てのしやすい環境が整っていることがわかります。
京都市以外にも、子育て支援に力を入れているのが長岡京市です。子育て支援センターが充実しているので、保育所に入所していない子どもたち、保護者が交流したりできる環境も整えられています。長岡京市も妊娠の段階から出産、子育てのサポートが充実しているのが魅力的です。
京都の新築購入の利子補給制度
人気の高いエリアは新築購入の利子補給制度や助成金がないことが多いのですが、一部の地域では助成金を受け取ることが可能です。綾部市では「水源の里定住促進補助金(住宅整備補助金)」というものが存在します。自治体が指定する水源の里と呼ばれる地域へのUターンなどで住宅購入した方が対象となる助成金です。上限は90万円で、建設、改修も対象となりますので、注文住宅を購入する際にはこうした制度も活用すると便利です。
人気の高まりつつある亀岡市では、新婚世帯向けの家賃補助制度もあります。住む地区に迷ったなら、補助制度がある地域を選んでみるのもよいでしょう。
京都市の土地相場
注文住宅を建築するには、土地を購入する必要があります。同じ京都府でも住む地域によって当然ながら土地の価格は変わってきます。自分の住みたいエリアがどの程度の価格なのかチェックしておきましょう。建築費用と合わせて、どの程度予算を見積もればいいのかチェックすることが重要です。
京都府で土地平均価格情報
京都府内の土地価格相場は、坪単価34.0万円です。京都府全体での平均ですので、人気エリアとそのほかのエリアで大きく価格が変わってきます。とくに人気の高い京都市内でも、下京区では坪単価168万円、上京区で126万円と高額になります。山科区では47.1万円と、同じ京都内でも低価格です。
京都市の土地平均価格 4,504万円
住む地域によって価格は変動しますので、平均土地価格よりも自分が住みたい地域で確認するようにしましょう。価格の高い上京区は5807万円、同じく価格の高い中京区は8216万円です。中京区は京都市の中心部に位置しており、行政機関が集中し、商業施設も充実しています。生活利便性を重視する場合は、土地価格はある程度多めに見積もっておきましょう。
京都府の建築費用相場
建築費用は坪あたりで金額が出されています。最低ラインでは1坪あたり50万円~60万円台が多く、高額になってくると60万円から90万円での施工です。大手のハウスメーカーも含まれたおおよその相場ですので、地域に密着したハウスメーカーなら価格も安く、より土地にあった建設が可能となっています。
▼こちらの記事では、30坪での注文住宅の価格相場とおすすめする間取りについて解説しています。あわせてご覧ください。
30坪での注文住宅の価格相場とおすすめする間取りについて解説
京都府内で注文住宅を建てる際のチェックポイント
住宅を建てる際に土地の価格や助成金などのほかに注意したいのが、ハザードマップの存在です。住もうとしている地域にどのような特徴があり、実際に災害が発生した際にはどういった避難経路になるのかチェックが必要です。
住む地域の特徴によっては自分の生活に合わないという場合もありますので、家族のライフスタイルと照らし合わせて、生活がしやすいかしっかりチェックしましょう。
京都府の災害の危険性
京都は宇治川、桂川、鴨川などの大きな河川があり、古くから水害に悩まされた地区でもあります。また、地震などの災害にも備えが必要です。そのため住みたい地区のハザードマップを確認することを忘れてはいけません。
ハザードマップとは、その地域の洪水予報や土砂災害の危険がある地域をマップで示したものです。大雨や大きな地震が来た際にどの経路でどのように逃げるのか、どこが安全なのかといったものが描かれています。
自分が注文住宅を建設しようとしている土地にどのような危険があるのかを把握し、いざというときに避難する経路を確認できるようにしておきましょう。近年大きな地震が日本各地で発生していますので、忘れずにチェックしておきましょう。
▼地震に強い家選びをしたい方はこちらもぜひ参考にしてください。
ライフスタイルとの相違がないか
同じ京都市内でも、中心街へのアクセスに便利な地域、小さい子どもの子育てのしやすい地域と、特徴が大きく異なります。小学生以下の子どもが居る場合、小さな子ども向けの支援が充実している地域や、公園や子どもが遊べる施設が多い場所がおすすめです。
ある程度子どもが成長していて通勤や通学を便利にしたいのであれば、交通の便利の良い地域を選ぶと住みやすくなります。こうしたライフスタイルは一緒に住む家族にあわせて調整するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は注文住宅を京都で検討している方向けに、京都府の特徴についてご紹介していきました。京都府内で注文住宅を建設する場合は、その土地の特徴に詳しく、より住みやすい住宅を建設してくれるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
ハウスアップでは地域に寄り添った注文住宅の建設が可能で、ママ目線の住みやすい住宅の提案も可能です。京都市内、京都府南部、京都府北部の一部、滋賀県南部、大阪府の一部のエリアで注文住宅をご検討の方はハウスアップへお気軽にご相談ください。
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