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注文住宅の価格の相場は?予算に合った家を建てるポイント

新しく注文住宅の購入をする際にどれくらいの予算が必要なのか、その予算の内訳など気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

注文住宅は価格によって、取り入れられる要望が異なります。そこで本記事では、注文住宅の価格の相場や費用の内訳などを紹介します。

注文住宅を建てる場合にどれくらいの予算を確保すればよいのか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

注文住宅で発生する費用の内訳について

注文住宅を購入する際に必要な費用は、「土地購入代」「建築費用」「諸手続き費用」の3つです。

ここでは、それぞれの費用の詳細を紹介します。

費用①土地購入代

注文住宅を建築するにあたり、最初に必要になるのが土地の確保です。土地を所有していない方は、まず注文住宅を建てるための土地を購入しなければなりません。

既に土地を所有している方は土地購入代の準備は必要ありません。また、土地の購入とはいっても土地代のみを支払うわけではありません。

土地代のほかに、その土地のオーナーに支払う手付金や仲介会社を通しての契約は仲介した際は手数料が必要になります。

費用②建築費用

建築費用とは、注文住宅を建てる際の工事に関わる費用全般を指します。最終見積もりを確認し、契約が完了すると、実際に家を建てる建築費用が分かります。

建築費用の支払いは一括と分割の2種類から選ぶことができます。

費用③諸手続き費用

諸手続き費用とは、建築費用以外にかかる費用です。たとえば、契約に関する印紙代や、建物にかかる税金、引っ越し代などがあげられます。

諸手続き費用は現地での支払いを求められる場合が多いため、諸手続き費用としての予算も確保しておくことをおすすめします。

諸手続き費用のなかでも、代表的なものは登記に関する費用です。

登記等の費用

土地の購入をして注文住宅を建てる際は、購入した土地や建物の所有者が自分であるという申請を行うための登記手続きが必要となります。

登記には、「建物表題登記」「所有権保存登記」「抵当権設定登記」など大きく3つの費用がかかります。

注文住宅を建てるときの建築・土地購入費用について

では、実際に注文住宅を建てる際にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。ここからは、地域別の価格の相場を紹介します。

全国平均からみる注文住宅の平均予算

注文住宅を建築する際の平均予算は、土地購入代を除くと全国で約3,533万円となっています。

引用:国土交通省 『令和元年 住宅市場動向調査』

ここからは、土地代を含んだ場合の価格の相場や、建て替えを行う場合の価格の相場などをそれぞれ紹介します。

【土地を所有している場合】注文住宅の価格の相場

注文住宅を建てる土地を既に所有している場合は、建物のみを依頼することになります。

以下に、注文住宅のみの価格の相場を地域別にまとめました。

注文住宅の地域別価格の相場

  • 全国:約3,533万円
  • 首都圏:約3,808万円
  • 東海圏:約3,606万円
  • 近畿圏:約3,741万円

引用:住宅金融支援機構 『2020年度 フラット35利用者調査』

土地購入費用を含んでいないため、価格の相場として全体的に大きな差はありません。

土地を所有していない場合は、注文住宅を建てる土地と建物の両方を購入しなければなりません。土地費用と建物を購入する際の価格の相場は以下となります。

土地購入代+注文住宅の地域別価格の相場

  • 全国:約4,397万円
  • 首都圏:約5,162万円
  • 東海圏:約3,112万円
  • 近畿圏:約4,539万円

引用:住宅金融支援機構 『2020年度 フラット35利用者調査』

上記より、首都圏は土地の購入価格が他の地域に比べて高いことが分かります。

【建て替えをする場合】注文住宅の価格の相場

建て替えとは、既に建っている建物を解体し新しく建築することです。2020年度の全国の建て替えの価格の相場は、約3,055万円となっています。

建て替えには、解体費用が必要となりますが、建っている建物の坪数によって価格が異なりますので、まずは解体を検討している家の坪数を調べましょう。

それぞれの価格帯での注文住宅の特徴

注文住宅を建てるには、間取りやデザインなどはすべて自分で選ばなければいけません。

そのため、どの程度の予算でどのような設備を付けられるのかを事前に把握しておくことで、満足のいく家を建てることが可能です。ここからは、価格帯ごとに建てられる家の特徴を紹介します。

▼こちらの記事では30坪での注文住宅の価格相場について解説しております。あわせてご覧ください。

30坪での注文住宅の価格相場とおすすめする間取りについて解説

1,000万円台で建てられる注文住宅の特徴

1,000万円台の注文住宅の特徴は、シンプルであることです。

相場よりも価格が低いため、間取りや外観などは最低限のもので、設備面では多機能なものを設置はできない可能性が高いです。

家の形状としては、長方形や正方形などの形が多く、屋根の形は片流れ屋根になるでしょう。片流れ屋根とは、屋根を一方向に向けて傾斜をさせる作りのことで、平面の屋根を作らないためコストを抑えられます。

シンプルではありますが、どのようなインテリアでも雰囲気を壊さず置くことができるので、家具を置いて部屋の雰囲気を変えることも可能です。

2,000万円台で建てられる注文住宅の特徴

2,000万円台で建てられる注文住宅の特徴は、1,000万円台に比べて多少の余裕があるので内装・外装のグレードを少し上げられます。

たとえば、費用をかけて最新タイプのキッチンを導入することもできますし、漆喰などの自然素材を使うなど、1,000万円代に比べて自分のこだわりを取り入れた注文住宅を建てることが可能です。

ただし、2,000万円台では自分たちのこだわりポイントすべてを取り入れることはできません。事前にこだわりポイントの優先順位を付けて、予算内で実現できるようにあらかじめ確認をしておきましょう。

3,000万円台で建てられる注文住宅の特徴

3,000万円台で建てられる注文住宅の特徴は、希望しているこだわり条件を多く含めることです。注文住宅にかける予算の平均も3,000万円台ということもあり、デザインや間取りなど希望している条件を取り入れた注文住宅を建てることが可能です。

たとえば、家の中であれば部屋によって壁の素材を変えることや、床に無垢材を使うなどがあげられます。

また、家の中の間取りだけでなく、家の外構にもある程度こだわることが可能です。自分たちのこだわりを多く取り入れた注文住宅を建てたい場合は、3,000万円以上の予算を準備しておくと実現可能だといえるでしょう。

4,000万円台で建てられる注文住宅の特徴

4,000万円台で建てられる注文住宅の特徴は、さまざまな要望を叶えられることです。自分で間取りやデザインなどを考えていくと、人によってはこだわりが強くなることがあります。

4,000万円台の家は、そのようなこだわりをふんだんに取り込んで注文住宅を実現できるという特徴があります。

たとえば、家をコの字型に建てて間に中庭を設置するような特殊な構造も可能ですし、設備をグレードアップすることも可能です。

5,000万円で建てられる注文住宅の特徴

5,000万円を超えると自分たちのこだわりを存分に取り入れた立派な注文住宅を建てることが可能です。

たとえば、海外のブランド設備を取り入れることやお風呂にジャグジーを付けるなどが可能で、雑誌に載っているようなおしゃれな家を建てられます。予算としては余裕があるので、自分たちのこだわり条件を存分に取り入れた注文住宅を建てられるでしょう。

注文住宅を相場の価格より安く家を建てる方法

低予算でもこだわりを入れた注文住宅にできる方法があればいいですよね。

実は、注文住宅を建てる際には、なるべく費用を抑えて工事をする方法があります。ここでは、相場の価格より費用を抑えるためにできる方法を紹介します。

方法①仕様や設備のグレードにメリハリをつける

1つ目の方法は、注文住宅の設備や素材の仕様を低予算で抑えられるようにグレードを下げることです。

注文住宅はゼロから間取りなどを決めていくため、細かい部分までこだわるとキリがありません。たとえば、お風呂の設備を最新のものではなく既製品にすることや、壁の素材を低コストのものに変えてみるといったことなどがあげられます。

方法②複雑な形状の建物にしない

価格帯ごとに建てられる注文住宅でも述べたように、家の形をシンプルにすると費用を抑えることが可能です。家の外の壁に凹凸を付けることや、コの字型にすることなどはその分追加の工事費が必要です。

コストを抑えたいときは、なるべく家の形を正方形や長方形などのシンプルな形にしましょう。

方法③水回りを1か所に集める

コストを抑えるポイントして、キッチンや洗面所などの水回りを1か所に集めることが挙げられます。

たとえば、キッチンが1階にあるのに対し洗面所やお風呂は2階にある、などのように水回り設備の場所がバラバラだと、配管の設備が複雑になりやすいです。

構造上、1か所に集められなくてもできるだけ近い場所に配置できると、配管工事費を抑えられるのでおすすめです。

方法④壁を少なくする

家の中も壁の数が多ければ多いほど、その分工事費用が必要です。

すべてを取り除く必要はありませんが、必要な場所にだけ壁を設置することで吹き抜けを作ることができますし、日光を多く取り入れる間取りにもできます。

ただし、壁の数が減るとその分耐久性も減ってしまうので、壁を少なくする際は耐震補強を必ず確認しましょう。

方法⑤湿式工事を避ける

湿式工事とは、塗料などで壁を仕上げる工事です。

何度も塗料を重ねて塗る必要があり、期間や工程も多く手間がかかるので費用が高くなりやすいです。予算を少しでも抑えたい場合は、湿式工事をなるべく避けて乾式工事に変更しましょう。

乾式工事は湿式工事に比べて工事期間を短くでき、高い技術を必要としないことからコストを抑えることが可能です。

方法⑥造り付け家具を避ける

造り付け家具とは、既製品ではなく新しい家具を一から仕立てあげる家具のことです。家の雰囲気に合わせたインテリアを作ることができ、統一感のある雰囲気を出すことが可能です。

ただし、デザインや素材を選んで新しく仕立てる分コストが高くなるので注意しましょう。

造り付け家具にこだわらないのであれば、市販の置き家具に変更するとコストを抑えられます。

方法⑦安く建てられる業者を見つける

業者を選ぶ際、一番安い見積もりを提示した業者であれば要望通りの家を低コストで建てることが可能です。

同じ間取りやデザインでもなるべく安い見積もりを出してくれた業者を選ぶようにしましょう。ただし、見積もりが安い場合は設備の項目を計算に入れていない場合や細かい工事を記載していないことも考えられます。

その際はあとになって追加費用を求められる場合もあるので、見積書に不自然な点がないかをしっかりチェックしましょう。

方法⑧フローリングのワックスをDIYで塗る

業者に依頼せずに、自分でできるのはフローリングのワックスを塗ることです。ワックスは特殊な技術や道具は必要ない作業ですので、一般人でも作業は可能です。

工務店などでフローリング用のワックスを購入しDIYすることで、業者側の手間も省けてコストを抑えられるので、パートナーや子どもと一緒にやってみてもいいでしょう。

 

▼こちらの記事では注文住宅のデザインの決め方についての注意点について詳しく解説しております。あわせてご覧ください。

注文住宅のデザインの決め方や失敗しないための注意ポイントとは

工務店とハウスメーカー

注文住宅を建てる際に工務店とハウスメーカーの、それぞれの違いについて知っている方は

意外と少ないのではないでしょうか。

こちらの記事では工務店とハウスメーカーそれぞれのメリット・デメリットと選び方について紹介します。

工務店とハウスメーカーの、どちらに注文住宅を依頼するか悩まれている方はぜひご参考下さい。

工務店とハウスメーカーそれぞれのメリット・デメリット

注文住宅にかける価格の相場を確認して予算を決めよう

いかがでしたでしょうか?注文住宅の地域別価格の相場や、コストを下げるための方法などを紹介しました。

土地を購入して注文住宅を建てる場合は、地域によっては費用が高くなる可能性があります。こだわりポイントを取り入れた注文住宅を建てるためにも、少しでもコストを抑える方法を試してみるのはいかがでしょうか。

株式会社ハウスアップは京都市エリアを中心とした地域密着型の注文住宅の工務店です。

土地探しからお客様の希望予算内で最善のプランを提供しております。

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